お宮参りのすすめ方

お宮参りには、父方の祖母が赤ちゃんを抱いて行くのが一般的です。これは、お産を穢れとする考え方から来ていて、お宮参りは「お産の穢れをはらう忌明けの儀式」のため、まだ忌明けがすんでいないお母さんに代わって、祖母が抱くということのようです。ほかにも、産後で弱っている母親に配慮してこうした形式になったという説もあります。
祖母が白いベビードレスの赤ちゃんを抱き、上からお祝い着をかけ、抱いている人の背中で祝い着のひもを結びます。そのひもにお守りやご祝儀をぶら下げる地域もあります。
現在ではお宮参りのスタイルも簡略化されていて、しきたりにこだわる必要もなくなってきています。母方の祖母が抱いてもいいし、父親が抱いても大丈夫。家族で相談して決めるとよいでしょう。

参拝の仕方

お祓いや祝詞をあげてもらう場合の作法は、神職に教わりながら行います。お参りだけなら普段と同じです。手水舎(ちょうずや)で手を清め、口をすすいでから社殿にすすみ、お賽銭をあげます。鈴を鳴らし、二拝二拍手して住所氏名を言い、祈願をして一拝します。

神社へのお礼は

お参りは神殿に詣でてお賽銭をあげ、参拝するだけでも問題ありません。お祓いを受けたり祝詞をあげてもらうなら、あらかじめ予約しておきましょう。
このときの謝礼の祝儀袋は紅白蝶結びの水引きで、表書きは「御初穂料」「御玉串料」です。
金額は前もって神社に聞いておきます。決まっていない場合は、5,000円から10,000円くらいを目安にしましょう。

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