名付け親を頼むとき、頼まれたときのマナー

子どもは名前を選べません。そのうえ名前は一生涯ついて回るものだから、わが子への愛情と、輝かしい未来を願う気持ちが伝わるものにしましょう。
かつて子どもの名前は祖父母が考えたり、お寺のお坊さんに頼んだりしていました。いまは、子どもの親が考えて名付けることがほとんどです。両親でよく話し合って、子どもが成長した時に「自分の名前が好きだ」と思えるようなものを考えてあげましょう。

名前を付ける(命名)のに使える文字

子どもの名前として戸籍に記載できる文字は、常用漢字、人名漢字、ひらがな、カタカナなどです。「法務省ホームページ」で確認できます。また、使用できるかどうか不明な場合は、出生届を出す役所の窓口へ、あらかじめ問い合わせておきましょう。
※名前の読み方(ふりがな)は、出生届書には書きますが、戸籍には記載されません。

名付け親をお願いする場合

現在、子どもの名前のほとんどが、両親が考えているようです。それでも、尊敬する恩師や先輩、縁のある著名人などに名付け親になってもらう場合があります。
名付け親の習慣は、日本に限らず世界中で見られます。名付け親は、子どもに名前を付けるだけでなく、その子の後見人の役割も果たすため、責任重大なことなのです。そんな人が熟慮して付けてくれた名前でも、気に入らないことはあります。とはいえ、名前をいただいてから変更するのは失礼です。
できるだけ親の意思が反映されるように、たとえば、いくつかの候補を挙げてもらってそのなかから選ぶ。また、逆に親が候補をいくつか挙げて、名付け親に選んでもらうという方法もあります。

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