出産祝い

出産祝い

出産祝いは、もともとは生まれた赤ちゃんのために妻の実家が祝い着を贈り、親族・友人・知人などを招いて盛大なお祝いをするというものでした。かつては衛生や栄養事情がよくなかったため、安産はもとより赤ちゃんの成長の無事を大勢で祈る行事が大切にされてきたようです。

お祝いを贈る

よく知られているのが、実家が用意する祝い着です。男児の場合は「熨斗目(のしめ)模様の紋付き広袖」を、女児の場合は「友禅模様の紋付き着物」を贈り、生後約1カ月のお宮参りにはこの着物を着せて赤ちゃんの健やかな成長を願います。 友人知人が出産祝いを贈るなら、最適なタイミングは、退院以降のお七夜(命名の日・生後1週間)からお宮参り当日(生後約1カ月)までと考えられています。ただ、出産直後はお母さんの体調回復を第一に考えたいもの。そのため、退院して赤ちゃんとの生活に慣れてきた2~3週間後を目安に訪問するか、託送するとよいでしょう。 喜ばれる出産祝いには、おむつケーキ(おむつ)・赤ちゃんの食器・絵本・おもちゃ・ベビーウェア・スタイ(よだれかけ)などが挙げられています。