出産祝いを贈る際に最も注意したいこと
出産祝いを贈る際に、最も注意したいことはタイミングです。
親しい人ほど、早くお祝いしたい気持ちになるものですが、前もって出産祝いを贈ることは避けましょう。万が一の流産など、お産は何が起こるか分からないからです。
身内なら産後すぐに必要なベビーベッドなどを贈っておくこともありますが、友人知人なら、出産後に母子の健康を確認した上で贈るようにしましょう。
出産直後のお見舞いは避ける
産後すぐのお母さんには休養が必要です。出産祝いは退院して落ち着いた頃、お七夜の後くらいに贈るのがよいでしょう。また、お付き合いの深さにもよりますが、身内以外は、入院中の訪問は控えるようにしましょう。
退院後の訪問には「少人数で、短時間」ということを意識します。さらに、赤ちゃんやお母さんに風邪などをうつさないよう、自分の体調がよい時に訪問するのがマナーです。
出産祝いはタブーを避けて、喜ばれる贈り物を
出産祝いに贈ってはいけない品物は、基本的にはありません。ただし、日本茶は弔事に使われることが多いため、また涙を拭うイメージのあるハンカチや、縁を切る意味を持つ刃物などはお祝いの贈り物には向いていません。
迷ったら、おむつ、スタイ(よだれかけ)、タオルなどのいくらあっても助かる消耗品を贈るとよいでしょう。少し大きくなってから使えるおもちゃなどは、まだ用意していないことが多いので喜ばれます。近頃では、カタログギフトや現金、商品券を送ることも多いようです。
ベビー用品だけでなく、出産を終えたお母さんに「お疲れ様」の気持ちを込めてエプロンやカジュアルな洋服などを贈るのもよいでしょう。洋服は前開きのものにすれば、授乳にも便利です。
2人目、3人目でもお祝いを贈る?
初めての出産でなくても、おめでたいことに変わりはありません。同じように贈り物をしましょう。また、双子の赤ちゃんのお祝いの場合、お祝い金なら1.5~2倍くらいの額が適当でしょう。洋服など品物の時は、もちろん2人分贈ります。