正月と年始挨拶

正月と年始挨拶

正月という言葉は、元々は一年の始まりである1月のことを指していました。
しかし、今では新年を迎えたお祝いをする期間のことを正月と呼ぶことが多いようです。
昔の人は、元旦になると「年神様」という元々は祖先の霊であったものが、それぞれの家庭に一年の幸せを届けるために訪れると考えていました。
正月に飾る門松は年神様を家に招くためだと言われており、鏡餅は家に入った年神様が宿る場所だとされています。
新年になってから、お世話になっている方や親戚のお宅に年始挨拶に行く習慣があります。
その時に持参する手土産のことを、「お年賀」と言います。
年始挨拶は、元日は避けるようにして1月2日以降にするのがマナーとされています。
相手先に訪問することを伝えてから行くのがご迷惑にならないためには大切です。

寒中見舞いの意味

寒中見舞いは冬の季節でも最も寒さが厳しいと言われる「小寒」と「大寒」の時期に送る挨拶状や贈り物のことです。
これを贈る時期は1月7日頃から2月3日頃までになり、松の内に訪問できなかったお宅へ持参する手土産のことを寒中見舞いと呼びます。
また、喪中などで年賀状を出せなかった場合に、季節の挨拶状として寒中見舞いのハガキを出すことがあります
寒い季節に出す挨拶状であるため、相手の健康を気遣う文面にすると良いでしょう。