元旦と初詣

元旦と初詣

元旦(がんたん)は一年の最初の日、1月1日の朝のことを表します。
「旦(たん)」という漢字には太陽が昇ってくる早朝という意味があります。
それに、物事の最初という意味がある「元」が付くことで一年の初めの日の朝という意味になっています。
しかし、元日(1月1日)の一日中を元旦と呼ぶと勘違いしている人も現代では多いようです。
初詣は、新年になってから初めて社寺に参詣することです。
昔は、初詣は氏神神社に行くか、自分の住んでいる場所から見て恵方に位置している社寺に詣でる人がほとんどでした。
現代になってからは、方角にはこだわらずに有名な社寺や求めているご利益に合った神社に初詣に行くという人が増えています。
初詣は神社とお寺のどちらに行っても良いとされており、神様や仏様に前年の感謝を伝えたり、これからの一年の無病息災を願って、お守りや破魔矢をいただくという行事です。
一般的には新年の三が日に初詣を済ませるのが良いとされていますが、特に決まりはありません。
なお、喪中の場合は初詣は行わないのが普通ですが、寺院になら初詣をしても良いという考え方もあるようです。