松の内

松の内

正月に飾る門松は松飾りとも呼ばれますが、それを飾っておく期間のことを「松の内」と呼びます。
松の内は一般的には元日から1月7日までとされていますが、地方によって違いがあります。
関西地方では15日までを松の内とすることが多く、7日までとするのは主に関東地方の風習とされています。
松の内が過ぎると、門松やしめ飾りを外して片づけます。
例えば、7日までが松の内の地方では、6日の夜遅くか7日の朝早くに門松を片づけることが多いようです。
門松やしめ飾りは年神様に関係している品物であるため、それらを飾っている松の内は家に神様が滞在している期間とも考えられます。
門松をしまうことは、松払いや松あがり、松納めなどいろいろな呼び名で呼ばれています。
ちなみに、片づけた門松は、左義長という行事が行われる地方では、しめ飾りなどと一緒に焼くのが習わしです。
松の内が過ぎると正月期間は終わりになるので、この日までに年賀状を出せなかった場合は寒中見舞いを出して季節の挨拶をすることになります。