初節句。男の子・女の子別の祝い方は?

子どもが生まれて初めて迎える節句が「初節句」です。お宮参りやお食い初めのように、生まれて何日目というものではないため、生まれた時期によって月齢差が出ます。たとえば、1月に生まれた女の子の初節句は2カ月先、4月生まれなら1年先になります。
ただ、生まれてすぐに初節句となる場合は(生後1カ月~2カ月以内)、翌年にお祝いをします。

女の子の節句

女児は3月3日のひな祭り。
ひな飾りは、一般的には立春(2月4日)ごろから、お節句の1週間前くらいに飾ることが多いようです。お節句の前夜にあわてて飾ることは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされるので避けましょう。ひな人形は3月3日が過ぎたらすぐに片付けましょう。
昔は、ひな人形は嫁入り道具の一つとされていました。また女の子の厄を引き受けるとされているため、次女が生まれた場合も、使い回さずにその子専用のひな人形や市松人形を贈って無病息災を祈りましょう。

男の子の節句

男児は5月5日の端午の節句。
「こどもの日」と言われている端午の節句は、男の子の健やかな成長と立身出世を願う行事です。
端午の節句には鎧兜や武者人形、鯉のぼりを飾ります。最近では兜飾りが主流のようで、家具の上に置けるコンパクトなサイズのものもあり、部屋の広さや雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
節句の飾りは、春のお彼岸が明けた頃から飾り始め、5月5日が過ぎたらあまり遅くならないうちにしまいます。
こちらは女の子と違って、長男、次男、三男と生まれた場合は同じ人形を揃えていくのではなく長男が持っていない鎧兜などを足していくのが一般的なようです。

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